火曜日。朝から集合。
Ashの教育の根幹となるカット【A.Lv】について各地区のトレーナーが集まるこの会。
数ヶ月に一度集まって各地区での問題点や、色々な報告をする会。大所帯になればなるほど統一性や考え方、伝え方に誤差が出てきたり、トレーナー側の勘違いが生まれたりする。それをまとめて伝える役割を持つこの会。
今回特に議題になったのがとても根本的な部分。
何を基準に教えていくか。
それぞれのリーダーたちの考えがあり、現場に活きるもの。
初めてハサミを持つ後輩の為にどうするか。試験として採点をする上でのトレーナー側の課題。
そもそもそこに対してどういった思いで、どういった理念で形にしていくのか。
今の時代、よりシンプルによりわかりやすく伝えていくために行う取捨選択をどうするべきなのか。
また、このメンバーも色々な時代の中で教わってきたもの、考え方や伝わり方が少しずつ変わってきていた世代も混じって出てくる出てくる。
自分たちの時はこうだった…
僕らの時はこうだった…
あそこの人はこう言っていた…
コッチではこう言われた…
どっちが正しいのですか?
と。
いつの時代も尽きない問題かもしれない。
けれどもそこを突き詰めていくことで自分達が築き上げてきたもの、もしくは先輩達が築き上げてきたものがそれとしてブランドと深化していくのだと思う。
一番根本たり得る基本理念
永く美容師を続けるために体を大事にできる様な技術を伝える。
テクニックを、デザインをどう伝えようがそれはそれ。
体が資本で体を壊さないように続けれる基礎
美容師は腰や腕、肩など特に負担のかかりやすい仕事。腱鞘炎や腰痛など、いかに負担をかけずにいい仕事ができるかどうか。
フォーム、コームワーク、シザーワーク、目線etc..
まずは一番最初にそこをしっかり叩き込む。
理屈理論ではなく身体で覚える事。
教える側がフワフワしてちゃいかんのだよ
信じてやってきた事に疑問を持って見直すことは大事だけれども。
「なんのために教える立場にあるのか?」
大仰に言えば会社の為なんていうんだろうけど僕は会社の為なんてこれっぽっちも思う立場ではない。会社の事はいろんな人が考えてくれている。当たり前でしょうけど、一番近くにいるよく接する後輩達。彼等に未来を切り開いていく力を示してあげるのが先輩の勤め。
いつか僕も退く日が来るであろうが…
その日まではしっかりと伝えてあげたいと思う。
(退いたら全く口出したくないのでw)
久々に熱くなったミーティング。
みんなで徐々に形にしていこう。