毎月のカット試験
カットを教えると…
練習する。
覚える。
出来るようになる。
のが当たり前のように思われるのですがこれがなかなか( ̄▽ ̄)
練習の仕方や覚え方、理解力やもちろん教え方。
どれひとつをとっても気の抜けるところなんてないのです。
中には
「型なんてぶち壊しちゃえばいいんだよ。なにいつまでも型に囚われてるの?」
でもそれは型を知っているから言えるセリフ。
そして僕らもそこの型から抜け出してきたから色んなことに気付いた。
練習の量や質はそれぞれに違って当たり前。
よく言われるけど「Ash全店舗の中でも1番試験が厳しいエリアだ!そんな採点じゃいつまで経っても合格しない。」
?
である。
合格することが目的なのか?それとも受けている子が学び出来るようになることが目的なのか?
売れる美容師になる事が目的なのは誰もが思っている事なのでこの際関係ない。
なのでそんな言われ方をしても全く気にならない。
マニュアルの試験。
さっさと受からせればいいと言われる。そんなことを言うくらいならマニュアルなんて無くしてしまえばいいのである。
そうすれば誰もいつまでも受からないことをストレスに感じることもなくなるのだ。
教えたい様に教えればそれで十分。
売れればそれでいいのだから。
別にカットが上手下手は関係ない。お客様が気に入ってくださればそれが一番なのだから。
そんな論争はいらない。
必要な事はただシンプルに。
もちろん躓く事もあるだろうし悩む事も人と比べて劣等感に苛まされることもあると思う。でもそんな時こそ自分自身を見てあげた方がいい。自分自身を見失うと楽しくなくなるから。
よく先輩の言葉で「自分の事は1番最後に」という教えがあるかもしれないが僕はそうは思わない。自分自身が満たされていなければ人になにかを渡したりする事が出来ないから。
もっと自分の欲求に素直になった方がどれほど効果的なのか。
美容師になったのは自分がそれを選んだから。
ならば自分の欲求を満たすまでやり続けてみるのもいいんではなかろうか。
もっと自分の欲求にシンプルに。もっと素直に。
な〜んで偉そうに。
もうすぐこの試験の場からも退任。
これまで15年間続けてきて幾多の後輩をスタイリストに昇格してもらい、ずっと信念のように思ってきた事。
今宵、その気持ちをつらつらと…
今日合格した子達。おめでとう。