もう一度自分の原点を見直してみる。
なんで美容師になって何がしたかったのか。
僕は有名になりたかったわけでもなく、ただ、単純に実家が美容室だったから、たくさん見て育ってた。
そんな中で思った事。
大変な事も面白い所もわかってるわ。
小さい頃から母の店で働いてたスタッフのシャンプー練習を受けながらあーじゃないこーじゃないと、突っ込む小学生。
19~20くらいのこれから美容師になりたいっ!!て、専門に通ってる人達に突っ込む小学生。
ウザイだろw
「他に何かしたい事があったらやっていいんだよ?」
と、母に言われてきたが思い浮かばない。
で、とりあえずやり出した美容師。
何年かやっててある日ふと気付いた。
あれ?俺って何か新しく覚えたこととかない。
母以外の美容師の事知らない。
でも一生これやってくんだよな…
って思った時に不安で不安で仕方なくて。
もう一度基礎から学びなおそうと思った。
どこでも良かった。
誰も知らない環境で自分がどうやっていけるか。
先入観なく新たに受け入れてもらえるか。また1度ゼロから始められるか。
もうかれこれ15年前になるけど家も決めずに関東に出てきてしまった( ;∀;)
そのくらいやる気だった。
当時は寝る間も惜しんで練習して1年でスタイリストデビュー。
嫌な先輩とか優しい先輩とか色々いたけどなんか頑張っちゃってる感じが見られるのがイヤで先輩達が帰った後もコッソリ練習してた。
当然就業規則とかなかった時代だったから泊まり込んで朝帰ってシャワー浴びてまた出勤なんてザラだったw
それから少しして今の中山店に移ってかれこれ15年。
僕は自分のなりたかった美容師になるためには長生きをしなくてはならない。
死ぬまで美容師として生き続ける。
一生美容師であり続けたいと想うから。
難しいよ?とよく言われるけど何が難しいのかよくわからん。
前置きが長くなったけど大事だと思うこと
今はアシスタントの技術教育1年目と、基礎カットの分野を担当させていただいている。
そんな中、必ず最初に聞くのが
「なんで美容師になろうと思った?」
別になんでもいいのである。
4.5.6月位まではみんなハッキリ覚えてるし、熱量も持ってる。
でもあれやこれややる事が多くて日々やっていく最中。彼らのほんとにやりたかった事と言うのを一年くらいしてもう一度聞く。
そうすると目的と目標が変わってることがある。
それ自体はいい事なんだけど大体縮こまってるか今の目の前のことしか見えてなくなってることがある。
そんな時にもう一度聞く。
「美容師になろうと思ったキッカケは?」
中には泣き出す人もいるし、今も変わらず覚えて目指してる子だっている。
人それぞれキャパシティは違うのだからみんなが皆同じことをする必要はなくて、自分の出来ることの限界のちょっと手前を目指せばいいんじゃない?
10年後、自分がどうなっているか。ホントにそうなりたいものになっているか。
ただ、その道すがら。
だから見失っててもいい。
覚えてるのならそれでいい。
ぼくら先輩はちょっとそういう事のためにお手伝いできればいい。
彼ら彼女達の幸せだと思える未来の踏台になれればいい。
いーんだよ。
踏んずけてくれて。
その先に貴方達の未来の幸せが待ってれば。
別にやめたって構わない。
ただ、楽だと思う方に流れて行ってては何も掴めない。
ホントに最初に思い描いた美容師に近づいていけてるか?
そこさえわかればそれでいい。
自分の原点を見失わずに周りの言葉に惑わされずに進む勇気。
そもそも勇気と言ってる時点で誰かの評価を気にし過ぎって事。
誰がなんと言おうとやってりゃいい。
そんな事を思った今日この頃。
ちなみにこの人は晴子さんが可愛かったからバスケドしろーとなのに入部して好きになった人w
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