流行りを意識してることってありますか?
この仕事をしているとよく聞かれることがあるのですが。
「最近のはやりってなんですか?どんなのですか?」
実際コレクションやファッションショー雑誌などで様々なものが出てくる中、それらを読み取ってヘアデザインにおこす事も僕らの仕事ですが、それらを真似して模倣して本当にそれで似合わせれるのでしょうか?雑誌も買わなくても読んでなくてもソーシャルの中で相当溢れてるもので自然に呼吸するように情報は入ってきますよね。美容師的にはレイヤーや、軽目スタイルが流行ってきてますよ!?なんて言われてますが
ほんとに似合わせることってなんなんでしょうね。
果たして数年後。写真を見た時に見れますか?
みんな髪質は違うし、顔の形、パーツ、目、鼻、口だってそう。
一人ひとりの中に実は答えがあって僕らはそれを引き出すお手伝いをするのが大事。
例えば10年前の写真を見た時に既にダサくないですか?
でも、そんな中でも
あれ?なんかこの頃の写真でもいいよね?
なんてものがあるんですよね。
近頃はヘアカタ、切り抜きを持ってくる人も減った!
10年ほど前は
「こんな髪型にしたいです!」
「〇〇さんみたいに切ってください!!」
なんてファッションアイコンのヘアスタイルを真似る人達が大勢いましたがここ数年は全くと言っていいほどそういったものをもって見える方は居なくなりましたよね。
別に持ってきてもらってもいいんですけど、ヘアカタなんかでスタイルを見て、それってそのまま再現はしないですよw
だって貴女はその人とは違うし、そうしたらそれこそ古臭く感じてしまうんじゃないかな?
昔の写真なんて見たくない人多くない?
それはその時々の流れだったり流行りだったりに乗っかってるから。
それ自体は否定するわけではないですし全然ありだとも思うし好きなだけやればいいと思うのですが、SNSや、スマートフォンの発達によってこれだけ写真が手軽に残る時代になった今だからこそ古くならない、そういった意味で質の高いものを提供していく。
そういった事を形にしていくのも僕らの仕事なのでは?
ヘアデザインは変えても変わっても。いつの時代に見てもやっぱり良いよね。似合ってるよね。って言われるものこそ本物なんじゃないかな?
僕自身。若かりし頃のイタイ写真封印してるものもあるからなーw
建築や、芸術作品の中でも古くからいいとされるものはやはり時代を超えて残り受け継がれる物もある。
そんな中でもファッションもヘアもメイクもそういった次元まで昇華させるマインドで挑む。
今と、これからをしっかりと見据えた発信。
またそういったことも考えながら日々慎ましやかに励んでいきたいと思っています。