美容師としてヘアの薬剤ダメージは大敵
カラーやパーマを行う上で絶対に出てくる問題点。ダメージです。
多くの美容師が頭を悩まさせられると思います(いつも担当させていただいてる方はそんなことないですけどね。)
良くあるのが自分の状態がわかっていない。という事。特に新規のお客様に多いのですが無理な事をおっしゃる方が多いように見受けます(ダメージ部分において)。
カラー(ハイトーン)をしたり、パーマをかけたりはたまた縮毛矯正をかけたりと…
前歴のわからないものに対して薬剤を使うことの恐怖。
一番わかりやすい例が、
履歴が全くわからない上に一見健康そうに見える。
そう、直前のことであれば覚えてらっしゃる方も多いと思うのですが数ヶ月、はたまた半年以上前になってしまうとご本人でさえも何をどうしてどうなっているなどということが曖昧で覚えてらっしゃらない場合が多い。(もちろん僕らも視診、触診である程度は判断できますが…)
そういったリスクを持っていらっしゃる方も確実に多い。
大事なのは判断力
ただ、闇雲に危険を訴え施術を止めるのではなくリスクをしっかり説明し、それでもやるかどうかの判断は最後は委ねる。
当然、状況によっては止めることもありますし、ダメージ覚悟でご来店されてる方もいらっしゃいます。
そういった時にしっかりと寄り添ってあげることも大事なのでは?と思います。
やって見なければ分からないなんてこともあるのです。
いつも美味しい料理ばかり食べているとそれが普通になってしまうのと同じ。
口に合わないもの、美味しくないものを知っているから美味しいと感じるものを食べたりした時にわかるわけで。
髪が傷んだという状況を知ってこそ傷んでいないということはどれほど素晴らしいことなのか知ることが出来る。
痛ませて、やりたいデザインを貫いて(なるならないは別)やってみた結果知ることが出来るということもある。
美容師がリスクをお伝えすることももちろん大事だし、それも仕事だと思う部分でもあり、同時に経験をしてもらい、共に深めていく信頼関係を築けるかどうか。
そういった事を踏まえながらしっかり一人ひとりに向き合っていく姿勢を。。
年末になると初めてご来店される方が増えるので自分でも忘れぬために…