近年のお客様の傾向による美容師のカウンセリングの変化。
1980~2000年初頭はアイコンの模倣の時代。
タレントやモデルがヘアデザインのアイコンとなり誰も彼もが真似して似合わなくてうまくいかなくてあぁ、ダメだ… と、思った方も多かった事でしょう。
2000~2010年代は似合わせの時代。
過去に上記のようなそんな経験をしてきた女性や美容師、お互いの教訓から一人ひとりに似合わせてカスタムしていくオーダーメイドの風潮が生まれてきました。
自分にしっくりくる、似合うヘアデザインを提供してくれる美容師、美容室を探してさまよった方も多いのではないかと思います。
と、いうことでこれまでのカウンセリングは…
と言ったような内容のものが多いと思われます。(未だにそう思うのは僕だけ?)
若手美容師の多くはみな技術の勉強もしっかりしているのですが、沢山ツールがあってもいつ使うのかわからない。
というような声が聴こえてきます。
と言うことでちょっと普段気にしている部分を書いてみました。
1.なりたいイメージ像を聞く。
人に誰か他人を紹介する時によく名前も知らないような人を説明するのにヘアを説明している事多いんです。
「あの、ショートカットの人」「明るい髪色した人」「ツヤツヤでサラサラな人」などなど。
そういったヘアデザインから相手に与える印象をどのように見せたいのか。
夫婦においても、友達同士においても、同僚や上司、部下においても第一印象を左右するのはヘア。
人間関係を円滑に進めるために、もしくは目に留まるようにするのに一番効果的で誰もが思っているけど重要視していない部分。
エレガントなのか、コンサバティブなのか、アクティブなのかなどなど。
どういったイメージで見られたいのか。
をまず最初に決める。
2.フォルムを決める。
フォルムとは長さの事。
長くなれば長くなるほどクールな印象に変化していく。
短くなれば短くなるほどキュートな印象に変化していく。
3.バランスを決める。
長さが決まってしまえば後はどれだけ段(レイヤーや、グラデーションの幅)がどういった位置から加わるのか。
段が
高ければ高いほど活動的な印象になる。
低ければ低いほど落ち着いた印象になる。
4.テクスチャーを決める。
テクスチャーとは、質感。
ドライな質感なのかウエットな質感なのか。
遊びたいのか落ち着けたいのか。髪の動きも左右する要素。
もちろんパーマデザインもそう。
ストレートが与える印象、ウェーブが与える印象。
5.テキスタイルを決める。
テキスタイルとは色、柄の事。
暖色系カラーが与える印象
寒色系カラーが与える印象
柄とはウィービングなど異なる色味や、異なるトーンで魅せる陰影を織り交ぜると言ったテクニックを使っていくのかどうか。
6.アフターカウンセリングで徹底する事。
そういった物をお客様に確認していただくこと。それと同時にお手入れをどのようにしていただければ次回来店時まで保てるのかどうか。もし万が一、自分でやってみて不都合があった場合の保証の有無など。
特に初めてご来店のお客様には必ずお伝えする事が盛り沢山です。
もちろんこれだけではないのですがこういった事を参考にヘアデザインを考え、提供させていただいているということを書いてみました。
まっ、こればかり!というわけでもないのですが少しでも参考になればと…
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